「っと、不意打ちくらったわ!
え、何?雪ちゃんって笑うの!?」
え、えぇ〜…
私どんなイメージもたれてるの!?
そりゃ笑うわっ!人だもん!
「だってほらさ、俺初日に2回無視されたし!学年でも、可愛いのに全く喋らないクール美少女だって噂だし!!」
その言葉に今度は私がびっくり。
え。かわいくなんかないって、絶対。
それ多分沙織の噂と混ざってるよ色々。
そんなことを考えてるとドアの方から
聞き慣れた声がした。
「なにそれ、鈴原ウケる!雪だって人間なんだから笑うっつーの!」
「えっと、確か…沙織ちゃんだよね?
だってさ!目も合わせてくれないし!」
無言を貫く私と四之宮くんとは対照的に
明るい2人の会話が始まる。
こっちも似てるな、やっぱり。
漫才かっ!ってくらいのテンポで話が進んでいく。
