委員会が終わるともう外は真っ暗だった。





ちょっと、怖いかも…。
けどしょうがないよね。





よしっ、と覚悟を決めて歩き出した時、
ぐいっと誰かに腕を引っ張られた。





「…えっ?」






引っ張ったのは、紛れもなくあの四之宮くんで。





触れたところから熱を感じて
不覚にもドキドキしてしまう。








何秒間か静寂が続いた後、四之宮くんが口を開いた。





「……家どこ。」




びっくりしながらも私は門を出て右の方向を指差す。







すると四之宮くんはそっちの方向に歩き出した。





ど…どーゆーことだろ…。




訳が分からなくてその場で立ち止まっていると四之宮くんも足を止めて振り返った。







…送ってくれるってことかな。


…って、えぇぇぇぇ!?
そんなことある!?

いや、でもこれ待っててくれてるよね?




迷いながらも足を進めて彼に追いつくと
四之宮くんは私の隣を歩き出した。