それから5年後

「ママ!今日優里の誕生日!だから、お祝いして!」

「えぇ。そうね。お祝いしなきゃね!パパにも言っておくね!」

「うん!」

「じゃあ、ママゎパパをお迎えしてくるね」

「行ってらっしゃい!」

1時間後

「ママ…。遅いな。早く帰ってきて…」

1時間後

「っ!頭が…痛い。」

プルルルルルルルルル

「電話だ。きっとママからだ!うー。頭痛い。」

カチャ

「もしもしママ?」

「君ゎもしかして優里ちゃん?」

「おじさんだれ?」

「病院の人なんだけど優里ちゃんのパパとママ交通事故に遭ったんだ」

「え…」

「信号無視のトラックにはねられたって周りの人が言っているんだ。とにかく病院に来てくれるかな?」

「は、はい…。ありがとう…ござい…ました。」

カチャ

ボロッ ボロボロッ

「お祝いしてくれるって言ったじゃん…。」

ダダダダダダダダダ

ガチャ バタン

「あれ?優里ちゃん?どうしたの?」

「ママとパパが。交通事故に遭ったって…」

「優花ちゃんと輝星君が!?」

「はい。」

「連れてってあげる!おいで!」

「はぃ。」

ガチャ

バタン

ブーーーーーン

10分後

ダダダダダダダダダダダダ

「麗琥です!」

「こちらへどうぞ」

テクテクテクテクテクテクテクテク

ガチャ

「優花さん!優花さん!」

「目を覚ましてくださいよ!優花さん!」

「輝星さん!何で目を開けないんですか!?」

「ママ…?パパ…?」

「優里ちゃん!」

ギュッ

「金愛ちゃん。ママとパパどうしたの?」

「亡くなったんだよ。」

ヘナァ

「優里ちゃん!」

「う、うわ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

「優里ちゃん…」

「ママ…言ったじゃん!お祝い…してって!それなら…約束って!言ったじゃんか!何で。何で約束破るの!?」

バンッ

ダダダダダダダダダダダダダダダダ

「優里ちゃん!」

「金愛さん。今ゎそっとしておいた方が」

「っ。」

ダダダダダダダダダダダダダダダダ

「ハァ。ハァ。うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

何。何なの。
最初に凄い幸せだったから今不幸が降ってきたの?
不幸にしても不幸すぎるよ!
何で?何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で?

もう。嫌だよ。

「もう。嫌だ。ママ…パパ…。」

戻ろ。

ガチャ

テクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテク

ガチャ

「優里ちゃ…」

「何。金愛さん。」

「何も。ないよ。」

「優里ちゃん。優花さんから。」

チャラ

「何。これ」

「優花さんのネックレス。かたみとして持っと「こんなのいらない。」え?」

「勝手にお葬式とかあげとけば?
ウチ行かないから。」

「優里ちゃ バタン 」