明け方になり、施設に戻った。
戻ったからといってすることも話すこともない。
毎日真っ白な生活。
「莉央ちゃん、また出かけてたのね?」

施設のおばちゃんが話しかけてきた
「うん、ごめんなさい。」

「また悪い夢見たの?」

「うん、何も思い出せないけど…」

「そう、でかけるのは構わないけど、気をつけてね」

「わかってる、ありがとう」

唯一私に話しかけて気にかけてくれるおばちゃんだ。