長く光沢のある廊下を黒く長い髪をなびかせ一人の少女が歩く。 校長室と書かれた木の札の前ではたと、足を止めた。 「さぁ。新しい自分の新しいスタートだ。」 何故かぱんぱんと手を合わしまるで神社かのような儀式をした少女。 重厚な扉の模様にそっと手をふれると 胸の中にとどまっていた今までの思い出を吐き出すかのように、深く 深く息を吐き出した。 トントン 扉に似合わないような、明るい音でその扉をノックする。 ギィ そうして、開く扉から朝の光が飛び出した。