伊藤が走り去って



沈黙が俺達を包む。

















俺が口を開こうとすると、
先に栗原が言葉を発した。










栗原「あ、あのね…さっきの話…嘘じゃないの…。」






末吉『うん』









栗原は少し顔を赤くして

ひと呼吸置くと












栗原「わたし…1年生の時からずっと…」













このとき俺は自分が何を言われるのか確信した。









だから










末吉「ちょっと待って。俺も言いたいことがある。





...いいかな?」