「ぷっ…っはははっっ…」
優奈は見上げて視界に入った男の
寝癖でボサボサになった髪と
目をこする様子を見て
思わずふきだしてしまった

「なんだよ、お前…」
いきなり笑われて、男はむっと
しながら優奈に言った…

「す、すみませんっ…
 私、隣の部屋に住むことに
 なった永井優奈って言います」
優奈は挨拶をして、お菓子の箱を
その男に手渡した