「謝って欲しいんじゃ、ないのに」



やっぱり彼女は、傷ついたような顔をした。



なだめるように、その頭を撫でた。



時間が過ぎるのはあっという間で、もう11時も終わりかけだ。



「年、終わるね…」



「そうだな…」