海司はお母さんが心配だからなのか、なかなか家に帰ろうとしない。
まぁ、もとは自分の家なんだし、ここにいる方が自然なんだろうけど。
「おばさんがいないんじゃ、私が夕飯の準備をしないとね」
私は立ち上がって、くっと伸びをした。
「あー、まぁな。姉貴はアテにならないし。
俺も手伝うよ」
「そう?じゃあお願いしようかな」
私と海司は、早速キッチンへと向かった。
「何にする?」
なぁんて言っても、私の料理のレパートリーはかなり数が少ないんだけど。
「何があるの?」
そう言って、冷蔵庫を覗く海司。
「買い物してないんだな。
あんまりないよな」
海司の言う通りで、冷蔵庫はすっからかんだ。
「あ、こっちにじゃがいもと玉ねぎとニンジンがあるよ」
「あ、マジ?」
「カレーにする?あ、でもルーがないか」
「ルーなんてなくても出来るぞ」
「えっ?うそっ。ルーもないのに、どうやって作るのよ」
「スパイスがあるから」
「ス、スパイス?」
「ウチはルーでカレーを作らないんだ」
はは…。
さすがですわね、立花家。
まぁ、もとは自分の家なんだし、ここにいる方が自然なんだろうけど。
「おばさんがいないんじゃ、私が夕飯の準備をしないとね」
私は立ち上がって、くっと伸びをした。
「あー、まぁな。姉貴はアテにならないし。
俺も手伝うよ」
「そう?じゃあお願いしようかな」
私と海司は、早速キッチンへと向かった。
「何にする?」
なぁんて言っても、私の料理のレパートリーはかなり数が少ないんだけど。
「何があるの?」
そう言って、冷蔵庫を覗く海司。
「買い物してないんだな。
あんまりないよな」
海司の言う通りで、冷蔵庫はすっからかんだ。
「あ、こっちにじゃがいもと玉ねぎとニンジンがあるよ」
「あ、マジ?」
「カレーにする?あ、でもルーがないか」
「ルーなんてなくても出来るぞ」
「えっ?うそっ。ルーもないのに、どうやって作るのよ」
「スパイスがあるから」
「ス、スパイス?」
「ウチはルーでカレーを作らないんだ」
はは…。
さすがですわね、立花家。



