「立花君ってさ、頭も良いしスポーツも万能だし、顔だって整ってて。
なんか完璧過ぎて、近寄り難かったじゃない?
あっ、花音は近所に住んでるから平気だったかもしれないけど、女子はみんな立花君の事苦手と思ってたよね」
なにそれ?
苦手って…。
「でもね。この頃立花君、すごく良く笑うじゃない?
今まで立花君の笑顔なんて一度も見た事なかったけど、笑うとすごく可愛いよね。
知らなかったよ。あんなに素敵だったなんて…」
す、素敵?
ダサダサのあれが?
「しかもさー、すごく優しいんだー。
なんか癒されるっていうか。
もう女子の間じゃ人気急上昇だよね」
「まじ?」
「まじ」
「うそだよね?」
「ほんとだって。うそついてどうすんのよ。
なんかさー、好きになってしまいそう」
うっ。
佐久間。
なんだ、このうっとり顔は!
佐久間が、俺になった花音を好きになりかけている。
それって単に、もともと友達だったからじゃねぇの?
恵介が花音になった俺に親近感が湧いているのと同じように…。
なんか完璧過ぎて、近寄り難かったじゃない?
あっ、花音は近所に住んでるから平気だったかもしれないけど、女子はみんな立花君の事苦手と思ってたよね」
なにそれ?
苦手って…。
「でもね。この頃立花君、すごく良く笑うじゃない?
今まで立花君の笑顔なんて一度も見た事なかったけど、笑うとすごく可愛いよね。
知らなかったよ。あんなに素敵だったなんて…」
す、素敵?
ダサダサのあれが?
「しかもさー、すごく優しいんだー。
なんか癒されるっていうか。
もう女子の間じゃ人気急上昇だよね」
「まじ?」
「まじ」
「うそだよね?」
「ほんとだって。うそついてどうすんのよ。
なんかさー、好きになってしまいそう」
うっ。
佐久間。
なんだ、このうっとり顔は!
佐久間が、俺になった花音を好きになりかけている。
それって単に、もともと友達だったからじゃねぇの?
恵介が花音になった俺に親近感が湧いているのと同じように…。



