Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記

「美倉さん」


呼ばれて振り返ると、いつの間にか恵介が俺の後ろに駆けつけていた。


恵介も制服に着替えたんだな。


「佐野君、お疲れ様」


「美倉さん、一緒に帰ろう」


「うん」


俺達は校門へ向かって歩き始めた。


随分、日が傾いてるな。


運動部ってこんなに遅くまで練習してんのか。


妙に感心してしまう。


「美倉さん、マネージャーの仕事どう?」


「うーん、そうだね。仕事リストを見ると、ちょっと大変そうって思っちゃったかな」


「あまりに大変だったら俺に言ってね。対処するから」


恵介って優しいのな。


だから女にモテるんだろうな。


俺には絶対言えねーセリフだ。


「今日は海司のところに行くの?」


「行きたかったんだけど、ちょっと遅くなっちゃったから、やめておくよ」


「ごめんね。練習長引いて」


「あやまることないよー」


もうすぐ夏休みだし、そうしたら毎日行けるしな。


「夏休みも日曜以外は毎日練習があるけど、よろしくね」


「うん」