Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記

「今日からサッカー部のマネージャーになりました美倉です。よろしくお願いします」


とりあえず、デカイ声で挨拶した。


中に入ると、3人のマネージャーが椅子に座っていた。


3人とも俺の顔をやたら凝視してやがる。


「へぇ。あなたが新しいサッカー部のマネージャーなんだ~」


髪を指でクルクル回しながら、けだるそうに問いかける女子。


なんだ?コイツ。


態度悪くね?


「サッカー部のマネージャーって、入れ替わりが激しいのよねぇ…。

あなたはいつまで続くかしら?」


へぇ…。


入れ替わりが激しいのか。


「ねぇ…。アンタも男目当て?」


「はぁぁ~っ?」


意外な言葉に、思わず声を張り上げた。


「サッカー部って結構イイ男揃いだから、男目当てで入る子が多いのよねー。

前の子もそうよ。入部してすぐに彼氏作って、別れて辞めたわ」


女ってそんな動機でマネージャーになるのか?


マジで?


はーアホくさっ。


俺はダンッとカバンを机の上に置いた。


「ねぇ」


鋭い目で女三人を見下ろした。


「な、によ…」


「とりあえず着替えていい?死ぬほど洗濯物があるのよ。ゲロ吐きそう。

ここ空いてる?使うわよ」


そう言うと俺は、空いた棚に荷物を置いて着替え始めた。


キョトンとする女ども。


女子と言い争う趣味はないもんでね。