Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記

「マネージャーさん。

早速で悪いんだけどさ、夏休みに入ってすぐに練習試合があるんだよ。

このユニフォームとビブスの洗濯、頼めるかな?」


そう言ってキャプテンが持って来たカゴ。


「はい?」


何?このカゴ。


溢れちゃってるけど。


しかも3つも!


「部員が42人だから、84枚ね~」


安藤、なんだ?その胡散臭い笑顔は!


しばくぞ、この野郎!


部員達が全員部室から出て行くと、俺はキャプテンにマネージャー室へと案内された。


「ここでジャージに着替えて来てね」


そう言うと、キャプテンはさっさと行ってしまった。


着替えて来てねって…。


いきなり入っていいのかよ?


紹介くらいしろっての、アホ安藤!!


コンコンと俺はマネージャー室をノックした。


「はい」


中から数人の女子の声がする。


「失礼します」


俺は意を決して扉を開けた。