「私はこっち方面だから、ここからバスに乗るわね」
自宅が反対方向の恵介とは、このバス停でお別れだ。
「ねぇ、美倉さん」
「なに?」
「なんか、美倉さんて話しやすい」
「えっ?」
「自然に話せて、すごく楽しかった」
「あー…」
そりゃそうだ。
俺とお前は一年の頃からずっと仲良しなんだから。
「あっ、そうだ!
美倉さんって、部活とかしてないんでしょ?」
「うん。してないけど?」
「もし良かったらさ、サッカー部のマネージャーにならない?」
「は?」
「マネージャーがさ、うちの部員と付き合ってたんだけど、最近別れて辞めちゃったんだ」
あーアイツらか。
派手なカップルだったから、興味のない俺でも付き合っていたのは知っている。
へぇ…。
あの二人、別れたんだ。
「マネージャーを探してたんだ。美倉さん、お願い出来ないかな?」
「えぇっ?」
け、恵介。
俺は男なんだが…。
「お願いっ」
手を合わせて、そんなに可愛くお願いされると困る。
俺は以前から恵介の押しには弱いんだ。
「わ、わかったわ…」
「ホントに?じゃあ期末試験が終わったら、すぐに入部の手続きをしようね」
嬉しそうに笑いやがって。
まぁ俺も、お前と一緒にいられるからいいか。
自宅が反対方向の恵介とは、このバス停でお別れだ。
「ねぇ、美倉さん」
「なに?」
「なんか、美倉さんて話しやすい」
「えっ?」
「自然に話せて、すごく楽しかった」
「あー…」
そりゃそうだ。
俺とお前は一年の頃からずっと仲良しなんだから。
「あっ、そうだ!
美倉さんって、部活とかしてないんでしょ?」
「うん。してないけど?」
「もし良かったらさ、サッカー部のマネージャーにならない?」
「は?」
「マネージャーがさ、うちの部員と付き合ってたんだけど、最近別れて辞めちゃったんだ」
あーアイツらか。
派手なカップルだったから、興味のない俺でも付き合っていたのは知っている。
へぇ…。
あの二人、別れたんだ。
「マネージャーを探してたんだ。美倉さん、お願い出来ないかな?」
「えぇっ?」
け、恵介。
俺は男なんだが…。
「お願いっ」
手を合わせて、そんなに可愛くお願いされると困る。
俺は以前から恵介の押しには弱いんだ。
「わ、わかったわ…」
「ホントに?じゃあ期末試験が終わったら、すぐに入部の手続きをしようね」
嬉しそうに笑いやがって。
まぁ俺も、お前と一緒にいられるからいいか。



