Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記

「なぁ、花音」


「ん?」


「俺らも付き合い始めて3ヶ月以上経ったじゃん」


「うん、そうだね」


「そろそろ、次の段階に踏み込むとか…どうかな?」


「えぇっ!」


俺と花音はお隣さん同士。


家に誰もいない時は、呼び出せばすぐに会えるし。


チャンスはいくらだってあったはずなんだけど、俺と花音はキス止まりだった。


いや、俺はそれ以上のことをしたくて、花音の服を脱がそうと試みたことはあるんだけど。


花音がそれをすげー嫌がるんだよな。


「だ、だめ。まだ早いよ」


「えー。じゃあ、いつだったらいいんだよー」


「んー、そうだなあ。私が受験に合格したら、かな?」


「はぁ~?そんなのまだずっと先じゃん!」


しようと思えばいつでも出来る状態なのにおあずけなんて、そんなの生殺しじゃねーか。


「だ、だって怖いんだもん」


「怖いって、痛いとかそういうこと?」


「ううん、それだけじゃなくて。

いざそういうことをしたら私、頭の中が海司でいっぱいになって、とてもじゃないけど勉強が手につかなくなりそうなんだもの」


「えー、それならそれでいいじゃねぇか。俺でいっぱいになればさ」


もっともっと俺を好きになればいい。


もうそれ、大歓迎。