「もしそうだとしたら…。
私、海司と入れ替わって良かった」
花音が意外なことを言うから、目を大きく見開いた。
「良かったって…、あんな大変な目に遭ったのに?」
男の俺が女として生活するのが大変だったように。
花音も俺として生きていくのは、どれほど苦労が多かっただろうか。
「確かにすごく大変だったけど、私自身変わることが出来たし。
海司の良さを沢山知ることが出来たもの。
入れ替わるまでは、全然わかってなかった…」
まぁ、確かに。
入れ替わってなかったら、俺が花音を好きになることはなかっただろうし。
花音も、俺を好きになることはなかっただろう。
「だから、入れ替わって良かった」
そう言って花音は可愛い顔で笑った。
「それを言うなら俺もだよ」
だって。
こんな最高な子を手に入れることが出来たんだから。
「花音」
「ん?」
上目使いの花音の顔に自分の顔を近づけると。
俺は花音の耳元でそっと囁いた。
「大好きだよ」
花音の耳元にふぅっと息を吹きかけてニヤリ笑うと、花音の頬がみるみる真っ赤に染まっていった。
「ちょっ、もう!耳元で囁くのはやめてって、いつも言ってるでしょ?」
「花音はホント、耳が弱いよなー」
「う、うるさいよ!」
「かーわいいー」
「…………っ!」
ほんと。
俺は花音が可愛くて仕方ないんだ。
私、海司と入れ替わって良かった」
花音が意外なことを言うから、目を大きく見開いた。
「良かったって…、あんな大変な目に遭ったのに?」
男の俺が女として生活するのが大変だったように。
花音も俺として生きていくのは、どれほど苦労が多かっただろうか。
「確かにすごく大変だったけど、私自身変わることが出来たし。
海司の良さを沢山知ることが出来たもの。
入れ替わるまでは、全然わかってなかった…」
まぁ、確かに。
入れ替わってなかったら、俺が花音を好きになることはなかっただろうし。
花音も、俺を好きになることはなかっただろう。
「だから、入れ替わって良かった」
そう言って花音は可愛い顔で笑った。
「それを言うなら俺もだよ」
だって。
こんな最高な子を手に入れることが出来たんだから。
「花音」
「ん?」
上目使いの花音の顔に自分の顔を近づけると。
俺は花音の耳元でそっと囁いた。
「大好きだよ」
花音の耳元にふぅっと息を吹きかけてニヤリ笑うと、花音の頬がみるみる真っ赤に染まっていった。
「ちょっ、もう!耳元で囁くのはやめてって、いつも言ってるでしょ?」
「花音はホント、耳が弱いよなー」
「う、うるさいよ!」
「かーわいいー」
「…………っ!」
ほんと。
俺は花音が可愛くて仕方ないんだ。



