Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記

「どうした?なんか言われた?」


「うん……。サッカー部員と付き合ってるのか?って聞かれた」


「アイツら相変わらずなあ。

前もコソコソ陰で言われてたんだよ。お前の姿だった頃、俺…恵介と仲良くしてただろう?

付き合ってるんじゃねーかって疑われてたよ。

ほんと、面倒くさいヤツらだよな」


「また辞められたら面倒だって思ったんじゃないかな。

男子バスケ部のマネージャーさん、マネージャーの代表だから」


「別に誰が誰と付き合おうが、部活をやめようが勝手だと思うけどな。

ヒマなんだろう、アイツら。

あんまり仕事しているようにも見えないし」


確かに、同じマネージャーでもこうも違うのかと感じることはある。


あの3人はほとんどあの部屋にこもって、おしゃべりばっかりしているもんね。


「アイツらへの対処は簡単だ。堂々としてりゃいい」


「堂々と?」


「うん。絶対ビクビクした態度をとるな。

背筋をピンと伸ばして、ちょっと威圧的な態度がいい。

睨まれたら、同じように睨み返せ。

文句を言われたら、は?って言って目を見開け」


「なに?それ」


思わずクスクスと笑った。


「まぁやってみろって。効果絶大だから」