風呂から出ると、着替えがないことに気づいた。


とりあえずさっきまで着ていた制服を着て、脱衣場のドアを開けた。


はて?


花音の部屋はどっちだ?


こっちかな?と思いつつ、ガチャッとドアを開けた。


「うっ」


なんだよ!このうるさい音楽は!


「姉ちゃん、どうしたの?」


「あ、いや。なんでもない」


慌ててすぐに扉を閉めた。


蒼太の部屋だったのか。


アイツの部屋も散らかってたなー。


じゃあ、こっちか。


蒼太の部屋の向いのドアをゆっくり開けると…。