「よし、完成だ。
うん。いいんじゃね?
完璧だ。
さすが、俺」
そう言って、至近距離でニッコリ笑う海司。
「あ、ありがとね。助かっちゃった」
なんだか照れくさくて、パッと顔をそらした。
「お前の部屋のクローゼットにタイトスカートがあるだろう?膝上の。
あれを履いて行け。
上はフード付きのグレーのパーカーでいい。
靴はスニーカーかな?ブーツでもいいけど。それで完璧」
「え…?なんか地味じゃない?」
もっとこう、フリフリとか。
可愛い系がいいのでは?
「男はシンプルな方が好きなんだよ。
あんまり気合い入れられても、一緒にいて落ち着かないから」
「へぇぇ、そういうもんなんだ」
やっぱり海司に相談して良かった。
自分のセンスで行ったら、佐野君を幻滅させていただろうから。
「でも…、良かったな。お前。
憧れの恵介に、初詣に誘われて」
「あーまぁ、それは。
海司がダイエットしてくれたり、見た目を変えてくれたからだよ。
じゃなきゃ私なんて、とてもじゃないけど相手にされてない」
「成り行きとはいえ、ここまで漕ぎ着けたんだ。
あとはお前が必死で努力しろ」
「うん…。そうだね…」
せっかくのチャンスだもの。
それを無駄にするワケにはいかない。
うん。いいんじゃね?
完璧だ。
さすが、俺」
そう言って、至近距離でニッコリ笑う海司。
「あ、ありがとね。助かっちゃった」
なんだか照れくさくて、パッと顔をそらした。
「お前の部屋のクローゼットにタイトスカートがあるだろう?膝上の。
あれを履いて行け。
上はフード付きのグレーのパーカーでいい。
靴はスニーカーかな?ブーツでもいいけど。それで完璧」
「え…?なんか地味じゃない?」
もっとこう、フリフリとか。
可愛い系がいいのでは?
「男はシンプルな方が好きなんだよ。
あんまり気合い入れられても、一緒にいて落ち着かないから」
「へぇぇ、そういうもんなんだ」
やっぱり海司に相談して良かった。
自分のセンスで行ったら、佐野君を幻滅させていただろうから。
「でも…、良かったな。お前。
憧れの恵介に、初詣に誘われて」
「あーまぁ、それは。
海司がダイエットしてくれたり、見た目を変えてくれたからだよ。
じゃなきゃ私なんて、とてもじゃないけど相手にされてない」
「成り行きとはいえ、ここまで漕ぎ着けたんだ。
あとはお前が必死で努力しろ」
「うん…。そうだね…」
せっかくのチャンスだもの。
それを無駄にするワケにはいかない。



