「ちょっと失礼するねー」
歌も歌い終わり、席を外す花音。
多分、トイレに立ったんだと思うけど。
今、狭いカラオケルームに恵介とふたり。
俺はタッチペンで次に歌う曲を探していた。
「ねぇ、海司」
「んー?」
画面を見ながら返事をした。
「海司と美倉さんってさ、ただのご近所さんだよね?」
「は?」
いきなりワケのわからない質問をされて、俺は目をパチパチとさせた。
「どういう意味?」
「んー。つまりはさ…」
そう言うと恵介は、ゆっくりと顔を動かして。
俺の顔を真っ直ぐに見つめて来た。
「海司は美倉さんのこと。
恋愛対象じゃないってことだよね?」
「え……?」
歌も歌い終わり、席を外す花音。
多分、トイレに立ったんだと思うけど。
今、狭いカラオケルームに恵介とふたり。
俺はタッチペンで次に歌う曲を探していた。
「ねぇ、海司」
「んー?」
画面を見ながら返事をした。
「海司と美倉さんってさ、ただのご近所さんだよね?」
「は?」
いきなりワケのわからない質問をされて、俺は目をパチパチとさせた。
「どういう意味?」
「んー。つまりはさ…」
そう言うと恵介は、ゆっくりと顔を動かして。
俺の顔を真っ直ぐに見つめて来た。
「海司は美倉さんのこと。
恋愛対象じゃないってことだよね?」
「え……?」



