それは一瞬の出来事だった。
俺は花音に向かってくるボールに、咄嗟に足を伸ばしてジャンプしていた。
スピードの速いボールを、思いっきり蹴り返す。
すると俺が蹴ったボールが、サッカー部員達が練習している場所へと正確に返って行った。
「花音、大丈夫か?」
「う、うん。私は平気」
「それなら良かった」
前にもあったっけ。
俺がライン引きをしていたら、ボールが飛んできたんだ。
今日は俺がそばにいたからいいようなものの。
花音だったら、絶対によけることは出来なかっただろうな。
結構危険だよな。
マネージャーの仕事も…。
「た、立花先輩…」
「ん?」
まだいたのかよ、一年の八代。
「い、今のすごかったっス」
「は?何が?」
「むっちゃ綺麗なボレーシュートでしたよ。
どうやったらあんなボールが蹴れるんですか?」
「へ?」
気が付けば、八代の後ろに他の部員達も集まって来ていて。
「すげぇ!あんなの初めて間近で見た」
「すげーかっこよかったよな!」
なぜか俺は部員達に絶賛されていた。
俺は花音に向かってくるボールに、咄嗟に足を伸ばしてジャンプしていた。
スピードの速いボールを、思いっきり蹴り返す。
すると俺が蹴ったボールが、サッカー部員達が練習している場所へと正確に返って行った。
「花音、大丈夫か?」
「う、うん。私は平気」
「それなら良かった」
前にもあったっけ。
俺がライン引きをしていたら、ボールが飛んできたんだ。
今日は俺がそばにいたからいいようなものの。
花音だったら、絶対によけることは出来なかっただろうな。
結構危険だよな。
マネージャーの仕事も…。
「た、立花先輩…」
「ん?」
まだいたのかよ、一年の八代。
「い、今のすごかったっス」
「は?何が?」
「むっちゃ綺麗なボレーシュートでしたよ。
どうやったらあんなボールが蹴れるんですか?」
「へ?」
気が付けば、八代の後ろに他の部員達も集まって来ていて。
「すげぇ!あんなの初めて間近で見た」
「すげーかっこよかったよな!」
なぜか俺は部員達に絶賛されていた。



