期末試験も終わって、あとは冬休みを待つばかりという頃だった。
授業が終わり、ホッとひと息ついた放課後、急に頭が痛み出した。
めずらしく風邪をひいたか?
立ち上がろうとした途端、ズキンとこめかみが痛んだ。
教室に差し込む光が、なぜかチカチカとまぶしい。
「花音、どうしたの?顔色悪いよ」
佐久間が急に、俺の目の前に顔を出した。
その突然の動作と佐久間の声で、ガツンと頭を殴られたような衝撃が走った。
「ちょっとやべぇ…。もう帰る」
女の言葉なんて使ってる余裕もない。
目を薄く開けるのがやっとだ。
「ちょっ、花音。大丈夫?」
フラフラと立ち上がり、カバンを手にする。
「悪い…。恵介に部活休むって言っといて」
『恵介』と聞いて佐久間は一瞬戸惑っていたが、俺の尋常じゃない様子に2、3度軽く頷いた。
この痛み…。
事故の時に感じたのと似ている。
脳には何の異常もなかったはずなのに…。
後遺症とか?
いつもの通学路が、なんだか歪んで見える。
冬の冷たい風が、こめかみをますます刺激する。
「うっ」
吐きそうだ。
やべぇ。
ひどい風邪をひいちまった。
授業が終わり、ホッとひと息ついた放課後、急に頭が痛み出した。
めずらしく風邪をひいたか?
立ち上がろうとした途端、ズキンとこめかみが痛んだ。
教室に差し込む光が、なぜかチカチカとまぶしい。
「花音、どうしたの?顔色悪いよ」
佐久間が急に、俺の目の前に顔を出した。
その突然の動作と佐久間の声で、ガツンと頭を殴られたような衝撃が走った。
「ちょっとやべぇ…。もう帰る」
女の言葉なんて使ってる余裕もない。
目を薄く開けるのがやっとだ。
「ちょっ、花音。大丈夫?」
フラフラと立ち上がり、カバンを手にする。
「悪い…。恵介に部活休むって言っといて」
『恵介』と聞いて佐久間は一瞬戸惑っていたが、俺の尋常じゃない様子に2、3度軽く頷いた。
この痛み…。
事故の時に感じたのと似ている。
脳には何の異常もなかったはずなのに…。
後遺症とか?
いつもの通学路が、なんだか歪んで見える。
冬の冷たい風が、こめかみをますます刺激する。
「うっ」
吐きそうだ。
やべぇ。
ひどい風邪をひいちまった。



