✴︎ユメside
車椅子を押すのは少し辛くなって来た。
手がだんだん痛くなって来て、遂に手の豆がはじけた。
痛い…。
駅前の商店街。
お爺さんやお婆さんしかいない。
誰も車椅子を押してくれる人はいなさそうだ。
あ…!
目の前に若い少年がいた。
あの人なら…。
そう思って近づく。
車椅子を回す手はだんだん腫れて赤くなってきた。
あまり車椅子に乗ってない上に長距離を移動するのも慣れていない。
だから限界だった。
でも…。
人ともろくに話したこと無い…。
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