私は彼が持ってきたプリンを食べながら起きるのを待つ。
黒い髪。
青い瞳。
焦げた皮膚。
変な記憶。
月から来たって…。
頭が混乱する。
しかも、彼が言おうとしたことはなんだろう。
何か言おうとして倒れた。
あ、プリン…。食べ終わっちゃった。
空のカップを置いて、彼を改めてみた。
はあ…。
私も寝たい。気分悪い…。
なんだろう。彼が来たせいで余計熱上がった気がする。
…あ。
机の上に置いてある袋に目が留まる。
プリン…。
2こあったんだ。
…食べていいかな…。
彼のほうをもう一度見た。
プリンを手にとって蓋を開ける。
「いただきます…!」