僕はキラキラした街を歩いて見ることにした。
街を歩くと人間はかなり僕たちの服装に似てきていた。
スーツを着た人が携帯電話で話しながら通り抜けていく。
しばらく歩くと都会の街を抜けた。
空が広がる。
空はもう暗い。
あれ…星が見えない。
ここは日本の中心部。星は見えないのか。
残念だなあ。
僕は星が大好きなのに。
そう思って空を仰いだ。
するといつのまにか河原に来ていたみたいで。
斜面に草が一面に生えている。
わ…こんな場所月には無いよ。
はじめて感じる草の感触の上に座ると柔らかい草と風が僕を包んだ。