✴︎ユウヒside

望月さん。
1人の男子の声がした。
振り向くと頭から水をかけられた。
「バーカ!」
そうやって言われ、髪の毛をひっぱられた。
そのまま私は倒れこむ。
「お前、汚いんだよ。」
「汚いやつには汚い物が似合うよ。」
そういって投げられたのは私の上履き。
3日前に無くなっていたやつだ…。
上履きには案の定、落書きがされている。
そして上履きの中には画びょうが沢山貼り付けられてあった。
私は笑った。
どうも、ありがとう…。そうだね。私は多くの物は望まない。
私が存在してることを知ってくれてありがとう。
狂った私は、あはは。と笑った。