昼休みのチャイムが鳴った。
私はなんだか気になってカノくんの方をみるとカノくんは…
寝ていた。
あれ、寝てるし…。
するとラスくんが、カノくんを揺さぶって頭をバシッとたたいた。
カノくんは頭をかかえて起き上がった。
転校初日に寝るか?普通。
カノくんは頭を抱えたままこちらを向いた。
目が合う。
やば、見てたのばれたかも。
カノくんは私に手招きをすると教室を出て行った。
大人しく後をついて行った。
カノくんは、ラスくんも連れていた。
昼休みの理科室のベランダ。
なんでこんな場所なのは不明だが、呼び出された。
ラスくんも「カノ、どうしたの?」って言っていて、どうやら私を呼び出したのは2人じゃ無くて、カノくんが私とラスを呼び出したみたい。
「裕陽ちゃん、単刀直入に言うけど。」
口を開いたのはカノくん。



「ラスと付き合って。」




…。は?