急に大きな物音がしたので“亮太”から顔を離らして音がした方を向く。



「うっさい。」



さっきまでザワザワしていた教室が静まり返った。




「お前らココに何しにきたわけ?勉強じゃねーの?」



原田大樹だ。



「教師のことあだ名で呼べだなんてどこの誰が教えたんだ?…相当なクズばかりだな。」



……クズ?