年下犬系男子は狼系男子でした


少しの間の後に呼ばれた俺の名前。

ああもう理性なんてない。
杏璃に呼ばれただけで俺はもう…。

気がついたら杏璃の唇に自分の唇を押し当てていた。

「んんっ。」

杏璃が苦しそうに俺の背中を叩く。
名残惜しいが呼吸を忘れていたであろう杏璃の為離れる。

「…圭斗。なんでこんなことしたの ? 」

苦しさからか少し潤った目。
こんな時でも杏璃のことを益々好きになっている。