年下犬系男子は狼系男子でした


「…弟 ? 」

いつもより少し低い声になってしまう。

「だって私のこと姉みたいな存在だと思ってるでしょ ? 」

そんなのはじめだけ。
姉だなんて思ってる訳がないのに。
思える訳がないのに。

告白の仕方、色々考えてたけれど。
ムードの欠片もない台所だけれど。

言うべき時は今。

「杏璃。俺も男なんだけど。」

幼馴染みの関係から踏み出そう。