「もう、マジ無理。

家帰ってきたらお前いねぇし
合コンなんか行ってるし
なんかマーキングされてるし…」



「あ、あはは…」



なんかだんだん距離が近くなってるような…



「お前からその犬の匂いがめっちゃすんだけど」


いや、まあずっと話してたからね


匂いなんて分かるんだ…

さすが猫


というか、顔近いんだよっ!///


この雰囲気…イヤな予感がする








「俺が…上書きしてやるよ。」




そう言うと首に変な感覚




「ひゃぁ!///な、なに?!」




「ひゃっとか…首舐めただけだぜ?」




こっちだって出したくて出してるわけじゃないっつうの!!///


しかもなんだよ、舐めただけって…

舐めただけでも私にとっては大事件なのに!!





ふと目が合えばニヤニヤ笑うこいつ


この変態猫がっ!!///


そんな事を思っても舐めたりキスしたりを辞めないこいつ


「感じてんの?」




「っばか!///…んっ」




「…俺以外のやつ飼ったりしたら
許さねーから」



ボソっと聞こえた言葉


は?あんた以外のペットなんて



「飼うわけないじゃん…」



こんなめんどうなの

あんただけで精一杯だし



だけどこの変態猫にはどう聞こえたのか

私の言葉を聞いた途端

顔を少し赤くして

さっきよりもやさしく首を舐めてくる




「(ちょっと嫌だけど機嫌直ったみたいだし…まぁいっか。)」