お願い。ただの風だよね…?



おそるおそる音がした方を振り向くと





「ミャー」





「ぎゃあああ!…あ、え?ミャー??」





足元を見ると一匹の黒猫。


よかったあ…ただの黒猫か…猫…ねこ…





目を見ると綺麗なきいろいお目。



もしかして、このやけに綺麗な猫…




「もしかして勇太?」








私がそう言うと猫の姿が消えて

目の前には大きな影。



思った通り

目の前にいるのは勇太だった。





「よかった!まいごだったんっ…「てめぇ…どこ行ってたんだよ」




「え?」






安心したのもつかの間


勇太に腕をひっぱられて強引に引っ張っられる






なんか、怒って…る?