「いや、ちょっと!」




男は私の上にまたがるように

覆いかぶさっている





さすがに



これは恥ずかしいんだけど…





考えないようにしてたけど



この人普通にかっこいいし



彼氏なんていたことのない私には




ちょっと刺激が…






「あ、あの。どいて…」




私は男の胸板をおすがびくともしない


とりあえず赤くなっているであろう顔を


見られたくなくて顔をそらす





「あれ?さっきまでの威勢はどうした
わけ?」





男はからかうようにそう言いながら

もっと顔を近づけてくる。