私が問いかけると


「あぁ、そうだよ」



とニヤリと笑いながら言うそいつは

姿から見てもあの猫ちゃんだった。



………




「いやいや、そんなわけないでしょ」





「…あ?」





何を考えているんだ、私は。


猫が人間に?


どこのファンタジーだよ




…でも

じゃぁ、こいつは誰?




まさか、侵入者⁈



お風呂に侵入なんてただの変態やろう

じゃんか。




ん?まてよ、わたし。


今の私の格好って……







「お前けっこう胸でけぇな」





あぁ、



こんな変態やろうの前で

意識を手放すな私。



そう自分に呼びかけるが

のぼせとパニックと恥ずかしさで










私は意識を失ってしまった