甘えん坊男子の恋事情。





「優美!おはよー!」




教室につくと恵衣にあいさつされた。うるさい。




「無視ですか!?優美くんや」


「るさい。」


「なんだよ……つれないね。あ!そうそう昨日ね朝輝ちゃんが浮気してたよ??」


「知ってる。てか浮気じゃない。」


「知ってんのかよ……。」





ちっ、恵衣むかつく!





1限目~4限目までほぼ眠って過ごした俺。




昼休み。恵衣とお弁当を食べていると




「天草先輩!」



朝輝を呼ぶ男が現れた。




「あ、晃太郎くん。」


「一緒にお弁当食べません??」




なんだよあいつ。可愛いキャラみたいだけど身長170ぐらいあんじゃね!?





「そーあいつだよ昨日もきたやつ。」


「むかつく。」


「取り返してこれば??」


「ん。」






俺以外の男と一緒にいるとか絶対嫌だ。







「朝輝。」


「あ、優。」


「あ、この人……。」


「幼なじみの優。」


「ふーん。」






なんだよこいつ。むかつく!あー!もう。




「朝輝。ごはん一緒に食べよ??」


「ん。いーよ。」


「え!天草先輩さっき友達と食べるっていってたじゃないですか……。」


「ごめん。」





ふっ俺は特別なんだよーだ。






「あの、天草先輩。俺優美先輩と2人でしゃべりたいです。」


「へ?あーわかった。」





そう言って教室に戻る朝輝。





俺はてめぇに様なんざねぇんだよ。





「お前。天草先輩のこと好きなの??」


「は??」





なにこいつさっきと性格変わりすぎだろ。




「あ、好きじゃないなら俺の邪魔しないでくださいね??天草先輩のこと絶対に落とすので。」


「朝輝は、絶対に渡せねぇ。」




そいつは、鼻で笑って教室に入っていった。





「天草先輩もう帰りますね??さようなら」





ギュー





「てめっ「じゃ!」






んだよ!あいつ!こんやろー!