ん……暖かい……。
「あれ、起こしちゃった??」
「朝輝……。」
起きるとそこには朝輝が頭を撫でていてくれた。
「どう?頭痛くない??」
「……大丈夫。」
あれ??
「どうしたの??」
やっぱり違う。
「朝輝、香水つけてる?」
「ううん。」
朝輝から甘い匂いが漂っている。ケーキとかそういうのじゃなくて、香水の甘い匂い。
春風の匂いでもないし、恵衣の匂いでもない。
「……誰かに抱きつかれたの??」
「え??んー。あ、晃太郎くんかな??」
「晃太郎??誰??」
「あー、なんか昼休みに来たの。」
よくよく話を聞くと昼休み春風と話してたら呼ばれてその相手が百々峰 晃太郎【とどみね こうたろう】だったらしい。今1年でモテていらしく見た目もかわいいらしい。
「で、なんで今日会ったばかりのやつと抱き合ってるの??」
「え、なんか帰り際に抱きつかれた。」
ちっ、不意討ちかよ……。
グイッ
「え」
「朝輝から他の男の匂いするとかやだ。」
「……っなにそれ。」
布団の上から朝輝を抱きしめて俺の匂いをつける。
「好きなの??」
「へ??」
「そいつのこと。」
「好きじゃないよ。」
良かった……。でも、晃太郎ってやつは用心しとかなきゃ。

