甘えん坊男子の恋事情。






ワッフルを時間まで食べた。



今日は食べ過ぎたかも……。歩いて帰ろうかな……。



「朝輝ちゃーん。食べ過ぎたよぉ。今日は歩いて帰ろ??」




ふっ。一緒のこと考えてて思わず笑えてきた……。



「なに笑ってるの!!もー。」


「なにも……。帰ろう。送ってくよ……。」


「へ。送らなくていいよ!!すぐそこだし……。」


「だめ。帰るよ。」





他愛のない話をしながら歩いて帰っていると、すぐ和奏の家に着いた。



「ワンワン!!」


「豆太郎!!ただいま。」




この子は豆太郎。和奏の飼ってる柴犬の男の子。人懐っこくて可愛いんだよ。




「久しぶり。豆太郎……。」


「くぅーん。」



可愛い……。



「じゃ、私帰るね。」




しばらく豆太郎と遊んでからそう言うと




「朝輝ちゃん。送ってくれてありがとうね??」


「いいのよ。可愛い和奏のためだもん。早く家に入って暖まりなよ??」


「うん。ありがとう!!気をつけて帰ってね!! 」


「分かった。バイバイ」


「バイバーイ!!」




そう言って私は和奏と別れた。




ふぅ。寒いなぁ……。早く帰らなきゃ。