甘えん坊男子の恋事情。






「保健室いこ。」


「わかった。」




女子がうるさいから保健室にいく。





「大丈夫??」


「うん。」





とは、言うけど実は頭が割れるように痛い。




「失礼します。」


「ん?どうしたの?」


「頭が痛いみたいなので、ベッド貸して貰えますか?」


「どうぞ~」


「ありがとうございます。」


「……ます。」




保健室のベッドって案外落ち着くかも。





「ちゃんと寝てなよ?」


「ん。」


「帰りに迎えにくるから。」


「ん。」



「じゃ」と言って頭を撫でる朝輝の腕をひく。




「ん?」


「ここにいて??」




朝輝が帰っちゃうのいやー。




「はぁ、わかった。」







そのままずっと手を握っててくれた。