優の持ってきてくれた着替えに着替えながらふと思った。
「優。今日さ帰っちゃうの??」
「帰るけど……??」
「……そっか。」
帰っちゃうのか……。今日だけ泊まってってくれないかな……。
「朝輝～。もう帰るね??」
いろんな事を考えていたら、優がそう言った。
あ、もう日が落ちてきた……。優。帰っちゃうのか。嫌だな。泊まってって欲しい。
「ゆ、優！」
「どうした？」
「ごめん。今日だけ、泊まってって??」
思わずいっちゃったけど、迷惑かも……。それに、優にこんなこと言う日が来るなんて……。
「今日のことは、ちゃんと忘れて大丈夫になる から……。今日だけ……。」
「そんな急いで忘れようとしなくてもいいよ」
「ごめん……。」
「よし！今日は特別俺に甘えさせてあげる！」
ちょっと、上から目線だけど
「ん。今日は甘える。」
何故かそんなことは、気にならなかった。
しかも、いつもじゃ考えられないことを言ったような??
「おなか空いたし、なんか作ろっか？」
「優、作れるの??」
「たぶん……大丈夫??」
優って、ごはん作れたっけ??大丈夫って言ってるけど本当に大丈夫かな??
