甘えん坊男子の恋事情。






「朝輝!」



幻聴かと思った。でも、声の方向には




「優……??」





息を乱した優がいた。




「なんだ、もう来たのかよ。」


「いやっ……。」


「おい、朝輝から離れろ。」


「ふっ誰が離れるか。あいつの命令に背いたら それこそ終わりだよ。それより、そいつを可愛 がってやれ。」



その一言と共にまわりにいた男どもが優に殴りかかった。