「楽しかったね!」




そう言って笑う和奏。




「やっぱり、まだ元気でない??」


「そんなことないよ……。いつもありがとうね。 」











球技大会が終わり、月曜日登校すると優が人気になっていた。



休み時間も放課後も女の子が話しかけにきたり告白にきたりと、なかなか会話ができなくなった。



いままでは、なにがあっても関わらないなんてこと、なかったのになぁ。




まぁ、あのイケメンな顔を晒せば人気でるよね……。



そんなことを考えていたら、和奏が一緒に帰ってくれたり、ショッピングにつれていったりして私を元気づけてくれて本当に和奏には感謝してる。





てか、今日告白しにきた花咲 芙佳ちゃんめっちゃ可愛かったな……。OKしたのかな……。




「はぁ……」


「朝輝ちゃん……。元気だして!ほら、なんか楽しいこと考えよう!」


「じゃ、俺たちと楽しいことしようよ。」





声の方を見ると、いかにもチャラそうな男が4人いた。



咄嗟に、和奏を背中に隠す。