甘えん坊男子の恋事情。






はぁはぁはぁはぁ……。




この辺のはず……なんだけど……




地図の場所近くにいくとそこは人気の少ない場所。




たしかここは、夜になるとヤンキーのたまり場になる繁華街だったような……。



はやくしなきゃ、朝輝が……。




ちょっとした路地裏に入るとかなりの人数の男どもがいた。



そこには……




「朝輝!」


「優……??」




制服のはだけた、朝輝がいた。




「なんだ、もう来たのかよ。」


「いやっ……。」





朝輝の近くには強そうなやつが1人。朝輝を押し倒している。




「おい、朝輝から離れろ。」


「ふっ誰が離れるか。''あいつ''の命令に背いたらそれこそ終わりだよ。それより、そいつを可愛がってやれ。」




その一言と共にまわりにいた男どもが殴りかかってきた。