はやく帰ろう。
プリントを出し終えて靴をはいたとき
~♪
「もしも『優美くん!』
「え、春風??どうした」
『朝輝ちゃんが!』
「いまどこ!」
『いま、昇降口に……』
「ついたところ!」
「春風!」
電話が切れたと思ったら春風が昇降口から入ってきた。
「はぁ……はぁ……。」
「朝輝は!?」
「なんか、よくわかんない人に絡まれて……」
春風が言うには、朝輝と買い物して帰るとき。4人組の男に絡まれ朝輝は春風だけを逃がしてどこかにつれてかれたらしい。
「学校に戻る途中に恵衣くんに会って……。
場所が分かったらLINE飛ばすって……。」
ピロリン
恵衣からのLINEが届いた。
そこには、地図だけが添付されていた。
「春風は、ここにいろ!絶対ついてくんなよ」
俺は、地図の所に向かって走り出した。

