甘えん坊男子の恋事情。






ちゃぷん。



「朝輝のバカ……。」



小さく呟いた。



はぁ……。もう出よ……。




カチャカチャ




お風呂から出ると、皿を洗う音が聞こえてきた。さっき食べ終わったのかな??



てか、風呂入り過ぎたかもちょっと暑い。





「優。もう出た…………の??」




リビングに戻ると朝輝が顔を赤くした。



「……なに」


「な、なんで上着てないの……??」





なんだ、そんなこと。へー照れてるんだ……。あ!いいこと思い付いた!



「暑いから着なかったの。……あ、もしかして……。」




トンッ。



「僕の裸みて照れてんの??朝輝ちゃん??」




壁と俺の間に朝輝を挟むまぁ、よく言う壁どん??って言うか、壁トン?をして耳元で囁く。



「て、照れてなんか……////」


「そうなの?ふぅーん。」




可愛い。



「は……なれて??」


「やだね。」


「意味わかんない。お風呂いくから退いてよ。」


「どうしても離れてほしいの……??」




ちょっと、悲しそうに言う。まぁ、正直寂しいし。




「……離れて。」




ちっ、渋々離れるとぴゅっと走ってぴゅっとお風呂に行った。






「はぁ、可愛すぎるから……。」






俺は、ソファーに寝転がってテレビを見た