甘えん坊男子の恋事情。






「もう、優美!!しっかりしなよ!!本当に。」


「ごめんね。風くん。」


「あ、朝輝ちゃん!!」



グイ。



「うわっ。」


「おい、なに朝輝に抱きつこうとしてんのさ。」


「ごめんごめん。」





こいつは、気を抜くと朝輝に抱きつこうとするからな……。本当に……。






「優。ちょっとこっちおいで」


「……うん!!」





朝輝の前に座ると、前髪をいじられる。



「邪魔だったでしょ。結んであげるから。」






あ、そうゆうことか。それだったら、がんばれるかも。






「試合始めますよ??」


「もうちょっと待ってくれる??」


「は、はいっ////」






審判係のやつが朝輝としゃべって顔を赤くしてる。むかつく。なんだよあいつ。






「よし。できた。」


「ありがとう。」


「あと、5分頑張ってね??」


「あ、ご褒美頂戴ね??」


「ご褒美??」


「もう!!だから…………一緒に寝るってやつ。」





耳元でいって、試合に戻った。




この試合は、俺と恵衣の活躍でほぼ圧勝。





クラスは4クラスしかなくて、トーナメント選。



そんで、女子も試合するから交互にやる感じか




次は、朝輝の試合。