甘えん坊男子の恋事情。





「あ、朝輝ちゃん。可愛くなって。」


「こんばんわ。雅也さん。」


下に降りると、仕事が終わったのか雅也さんがいた。


「お帰り。お父さん。」


「こんばんわ。ただいま。」


いーなぁ。返事が返ってくるって……。


「ほら。できたわよー。」


「ありがとうございます。」


美味しそうなシチューが机に並んでいる。




「「「いただきます。」」」


「はい。どうぞ」



うわー。とっても美味しい……。
夢中になって食べていると、


「朝輝……可愛い。」


「っ……///っるさい!!」


こいつは、何を菜緒さんたちの前でっ////




「まぁっ。」 「おおっ。」


「なんだよ。」


「「いや、なんにも。」」



息ピッタリ……。すごい。



「ごちそうさまでした。」


「まぁ、完食。嬉しいわ。」


「美味しいですから。」



美味しかった……。そうだ、洗い物くらいしないと……。



そう思って洗い物をしようとすると




「あぁ、洗い物はやっておくわ」


「え。でも……「いいのよ。ゆっくりしてて」



しまった。また、勢いに呑まれた……。
もう、無理だ……。でも、ゆっくりしてくとしても、もう時間は9時。そろそろ帰んなきゃ。



「いえ、もう帰ります。もうこんな時間なので ……。」


「あら、もうこんな時間なの??優美。送ってあ げて。」


「……うん。朝輝ー。帰ろー。」


そう言って、外に出ている。


早いよ……。


「あ、待って。」




急いで帰りの準備をして、お邪魔しますと言って家からでる。