優の家につくと、優のお母さんの菜緒さんがいた。




小さい頃から、両親共働きだったからよくお世話になってたけど最近は全くなかったから久しぶりな気がするな……。



買い物帰りなのか車から降りてきた菜緒さんに、挨拶をする。



「おかえり。」


「ただいまぁ。優美、ちょっと、荷物持って今日は安くていっぱい買っちゃったのよ~。」


「……うん。」




あぁ、家族っていいな。
私の家は共働きだから家にほとんど母さんも父さんもいないから、優の家は本当に羨ましい。




「そうだ。朝輝ちゃん今日はごはん家で食べてったら??今日は朝輝ちゃんの大好物シチューよ!!」


「へっ??」



菜緒さん。私の大好物。覚えててくれたんだ……。母さんは覚えてるのかな……。





「ほら、上がって上がって」


「あ、えっとお邪魔します。」



菜緒さんは、優しくて私を本当の娘見たいに接してくれるから落ち着く。