「朝輝。寒くない??」
「ん??大丈夫大丈夫。」
そう言いながらも、手はーはーしてんじゃん。 朝輝の手をつかんでポケットに突っ込む。
「優??」
「この方が暖かいでしょ??」
「はいはい。暖かい暖かい。」
うわ、ほぼ棒読み。
「素直じゃないんだからぁ。」
ツンツンとほっぺをつつく
「やめいっ!!」
ぺしっ。
痛い。
「送ってくれてありがとうね。」
「うん。」
「それじゃ。」
はぁ。まだ手に感覚残ってる。朝輝の手と……あの殴られたやつ。
別に殴んなくてもいいのに。
てか、今日も可愛い子扱いされたな。
やっぱりさ。好きな子に可愛い子扱いは嫌だな ー。

