「優。バスケ、頑張ってね。手抜きでやったら承知しないからね」
「……。」
思ってたことを当てられて言葉が出ない。
めんどくさいなぁ。
「優頑張ってくれなきゃみんな困るじゃん。」
困った顔をする朝輝。かわいい。
それより……
「みんなってことは、朝輝も困るの……??」
「うん……。」
「うううううん……。」
どうしよう……。朝輝が困るのは嫌だなぁ。
あ！そうだ
「じゃあ、頑張る。」
「本当??」
「ただし……。」
「ただし??」
「頑張ったら今度一緒に寝てね??」
「え、えぇー！」
「だめ??」
ちょっとしゃがんで上目遣いで朝輝をみる。
こうすると、朝輝も断れないってことは昔から。
「わかった……。」
「やった……じゃ、頑張るねっ!!」
よっしゃ、頑張ろう!!
