しばらく待っていると優が出てきた。
「おかえり。」
「ん。」
「ちゃんと暖まってきた??」
「んー。暖まってきたけど、冷えるとダメだか ら抱き締めて??」
うっ、お風呂上がりだからまだしっとり濡れてる髪の毛に潤んだ目。色気たっぷりな優に思わず胸がドキドキと高鳴る。
……かっこいい
「……っ、はいはい。おいで」
ポフッ
なんとかいつも通りにできたかな??あ!こんなに引っ付いてたら心臓の音が聞こえちゃう!
「暖かいね??」
「ん。」
なんとか返事をするのがやっとで、意識はほとんど優が頭を乗せている左肩にいっている。
しばらくその状態でいると優がだんだんとウトウトしてきた。
「優。寝るなら布団行きなさい。」
「わかった……。」
なんだ!この生き物は!さっきまでかっこよかったのに、可愛い。

